第1回冬公演を振り返って

冬公演で脚本と演出を担当させていただいた坪内です。
遅ればせながら、当日公演に足を運んで下さった方、遠方からお越しの方もいらっしゃいましたが、悪天候の中本当にご来場ありがとうございました。

それでは、今回の公演全体を振り返りながら、書かせてもらいますね~

僕は高校時代に映画にハマって古今東西の映画を観まくっていたので、その方面の勘はそこそこあるかもしれないのですが、演劇は初めてで、右も左もわからず苦労した部分もありました。ですが、経験豊富な先輩方に助けられながら何とか、公演を達成できました。また、スタッフや当日制作として協力していただいた多くの方にも、この場を借りて改めてお礼を申し上げたいです。自分たちが気づかないような陰で支えて下さった方もたくさんいらっしゃったと思います。本当にありがとうございました。

当日は、自分はプリコグ役として舞台袖にいたので、役者のみんなの声だけを聞くことができたのですが、特に午前の回はみんなの調子が良くて、本当に自分は演出として大したことをしてないのに、それぞれの役者さんがよく考えて演技を作ってくれたんだなあと、しみじみ思ってしまいました。
全く常識のない自分にいつも鋭いアドバイスを下さり、すてきな小道具や衣装を手間ひまかけて用意して下さった小道具さんと衣装さんにも本当に感謝しています。僕はだいぶ前にミシンに挫折した不器用人間なので(笑)、とても心強かったです。

演劇は映画と違って撮り直しができないので、公演の日までの試行錯誤の間に全ての段取りを決めておかないといけません。劇が始まってからは、「想像力」みたいなものを使っているのはお客さんだけで、作り手側の人間は、ここでこんな演技をする、とか、ここでこんな音楽を流す、とかいった「単純作業」しかしてないです。でも、いくら稽古しても毎回うまくできるとは限らないし、大勢の人間がやった単純作業が積み重なって初めて、一つの作品が出来上がる、というところに演劇の難しさ、面白さがあるのかな・・・と改めて思いました。

今回、初脚本にして念願の作品をやることができ、やりたい放題させていただいたのですが、無事終演した今となっては達成感よりも寂しさの方が大きいですね――
脚本は、何回も書きかえて役者さんやスタッフさんに多大な迷惑をおかけしました。稽古を通してセリフが「進化」していくのは、こちらとしては楽しかったのですが役者さんにとってはいい迷惑だったと思います(笑)。今度は限りなく完成稿に近いものを最初から渡せるように、いつかまたドラマセクションで使ってもらえることを夢見ながら、次回作の脚本をあたためておきたいと思います。さあ、次はどんな作品をやろうかな・・・と、こうやって考えてるときが一番楽しいですね。
いつか西部劇やりたいです!

当たり前のことですが、今回の公演を自己満足で終わらせずに次につなげていくために、来場していただいた方に書いていただいたアンケートの内容を参考に大反省会を行わせていただきました。少しずつウチのドラマセクションの伝統を作っていけたらうれしいです。

最後に、観に来ていただいた方には分かる小ネタをいくつかご紹介してしめくくりたいと思います。
●小道具について:
終盤のシーンでジョンがポキポキ折っていた枝は、京大のクスノキの枝です(笑)
Wiiハンドルに「きわめてよく似ている」と指摘された小道具もありましたが、まさか、そんなはずは・・・ないですよね?
●役名の由来について:
Philip Lombardはアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』の登場人物から
Wendy Torranceはキューブリック監督の映画『シャイニング』の登場人物から
プリコグの1人、Thomasはアメリカの小説家Thomas Harris(『羊たちの沈黙』など)からです。
殺人による血が流れなくなった未来でのお話でしたので、あえて血塗られた作品から名前を借りてきました(笑)

さあ、そんなこんなでドラマセクションの今年度の活動はひとまず終わりましたが、ドラマセクションではいつでも、劇・映画・英語・酒が好きな方の参加を大募集しております。
いつでも気軽に遊びに来て下さいね~!!(僕みたいな洋画マニアの方は特に)歓迎します!!